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WordPressの脆弱性とは?狙われる理由と、今日からできる対策チェックリスト

 アライアンス合同会社

会社のホームページに WordPress を使っている中小企業の方に向けて、WordPress の脆弱性とは何か、なぜ古いままのサイトが狙われるのか、そして今日から自社でできる確認を、当社が点検で実際に見ている例とともにまとめました。

WordPressの脆弱性とは

脆弱性とは、攻撃に使われるプログラムの弱点のことです。WordPress のサイトでは、次の 3 か所に脆弱性が見つかります。

  • 本体(コア):WordPress そのもの
  • プラグイン:お問い合わせフォーム、SEO、スライダーなど、機能を足す部品
  • テーマ:見た目を決める部品(テーマに同梱されたプラグインを含みます)

海外のセキュリティ会社 Patchstack の年次報告によると、2025 年に WordPress の周辺で見つかった脆弱性は 1 万件を超え、その約 9 割がプラグインでした。本体の脆弱性はごくわずかです。つまり、本体を更新していても、プラグインやテーマが古いままだと危ないということです。

また、WordPress を動かしているサーバーの PHP の脆弱性も見落とせません。2026 年 10 月に公表された PHP の重大な脆弱性では、公表からわずか 2 時間で数十万件の攻撃が観測されたと報じられました。

脆弱性を突かれると、何が起きるか

ページの改ざん

偽の広告を出されたり、詐欺サイトへ勝手に転送されたりします。

見えないページの追加

身に覚えのない宣伝ページを大量に作られ、検索順位が落ちたり、Google から警告が出たりします。

他社への攻撃の踏み台

迷惑メールの送信や、ほかの会社への攻撃の中継に使われます。個人情報を扱っていないサイトでも狙われるのはこのためです。

情報の流出

お問い合わせの内容や、会員・注文の情報を抜き取られることがあります。

古いまま放置されやすい理由(点検でよく見つかるもの)

当社が WordPress のサイトを点検すると、次のようなものがよく見つかります。どれも、サイトを作った当時は問題がなかったものです。

  • 制作会社に任せたきりで、更新する人が決まっていない
  • 更新すると表示が崩れるのが怖くて、何年も止めている
  • 有料のテーマやプラグインのライセンスが切れていて、更新が配信されない
  • テーマに同梱されたプラグインに穴があり、テーマを更新しないと直らない
  • 引っ越しやバックアップのために入れたプラグインが、使い終わっても残っている
  • バックアップのファイル(データベースや設定ファイル入り)が公開された場所に置かれ、だれでもダウンロードできる
  • 制作会社やサポート用の管理者アカウントが、作業のあとも残っている
  • WordPress の外に置いた自作のフォームの設定ファイル(APIキー入り)が、外から読める

今日からできる対策チェックリスト

  1. WordPress 本体・プラグイン・テーマを最新にする更新の前に、必ずバックアップを取ります(手順は下)。
  2. 使っていないプラグイン・テーマは「削除」する無効化だけでは、ファイルがサーバーに残ります。
  3. 管理者アカウントを棚卸しする退職した人、制作会社、サポート用など、今は要らない管理者を消すか、権限を下げます。
  4. パスワードを長く、使い回さない。二段階認証を入れる管理者のパスワードが漏れると、どんな対策も意味がなくなります。
  5. ログインの試行回数に上限を付けるパスワードを総当たりで試す攻撃を止めます。
  6. PHP のバージョンを確かめるPHP 8.1 以前はサポートが終わっています。PHP 8.2 も 2026 年 12 月 31 日で終わります。
  7. 公開された場所に、バックアップや古いファイルが残っていないか確かめるファイル名を推測されると、だれでもダウンロードできてしまいます。
  8. 有料のテーマ・プラグインのライセンスを確かめるライセンスが切れていると、穴が見つかっても修正版が届きません。
  9. サイトとは別の場所に、定期的にバックアップを取る同じサーバーの中だけでは、サーバーごと被害にあったときに戻せません。
  10. 見覚えのない管理者・ファイル・ページがないか、ときどき見る検索結果に身に覚えのないページが出ていたら、改ざんを疑います。

安全に更新するための手順

「更新したら表示が崩れた」を防ぐには、本番の前に試すことが大切です。

  1. サイトのファイルとデータベースのバックアップを取る
  2. テスト環境(本番の写し)で更新し、表示とフォームを確かめる
  3. 本番を更新する
  4. 主なページ・お問い合わせフォーム・決済などを確かめる
  5. 問題があれば、バックアップから戻す

自社での対応が難しいとき

開発会社と連絡が取れない、更新すると崩れる、改ざんされたかもしれない。そんなときは、まず安全性の無料診断をご利用ください。外から見える範囲(WordPress やプラグインのバージョン、既知の脆弱性、公開されているファイル)を確かめ、何から直すべきかをお伝えします。

詳しい診断は Webサイト(ホームページ)のセキュリティ診断・脆弱性診断(15万円〜)、更新や修正は既存システム改修(緊急の対応 10万円〜、WordPress のバージョンアップを含む更新 50万円〜)でお引き受けします。

安全性の無料診断を受ける

WordPressの脆弱性についてよくあるご質問

QWordPressは危ないのですか?
AWordPress そのものが特別に危ないわけではありません。使っているサイトが多いので狙われやすく、プラグインやテーマが古いまま放置されたサイトが多いことが問題です。更新を続ければ、安全に使えます。
Q自動更新にしておけば大丈夫ですか?
A本体の小さな更新は自動で入りますが、プラグインやテーマ、有料の製品、テーマに同梱されたプラグインは自動で更新されないことがあります。管理画面の一覧で、定期的に確かめてください。
Q使っていないプラグインは、無効化しておけば安全ですか?
A無効化しても、プラグインのファイルはサーバーに残ります。プラグインによっては、無効化していてもファイルを直接呼び出されて穴を突かれることがあるため、使わないものは削除をおすすめします。
Q改ざんされているか、どうやって確かめればよいですか?
A見覚えのない管理者やファイル、検索結果に出る身に覚えのないページ、Google からの警告などが手がかりです。WordPress の本体とプラグインは、公式の配布物と照らし合わせて、書き換えられていないかを確かめられます。
Qレンタルサーバーのセキュリティ機能だけで十分ですか?
Aサーバーの防御(WAF など)は攻撃の一部を防ぎますが、プラグインの穴そのものはふさげません。更新と、使わないものの削除が基本です。

放置したホームページが、
犯罪に使われる時代に。
まずは調査を。

個人情報を扱っていないサイトでも、他社を攻撃するための踏み台に使われることがあります。

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